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競走馬の値段はどのくらい?セリ市の落札価格をまとめました

競走馬の値段というのは当然ながら一頭一頭違いますが、その価格が決定するには様々な要素が絡んでいると思われます。

最も重要なのは血統だと思いますが、生まれてからわかる体型や馬格、気性なども重要ですし、馴致やトレーニングが進めば競争能力もある程度判断できることでしょう。

馬主でもないのに競走馬の値段を気にする必要はないですが、やっぱり気になるし、いずれは馬主になりたいという夢は捨てていないので、サラブレッドの価格に関する情報をまとめてみました。

競走馬の値段について

サラブレッドの購入

牧場で生産されたサラブレッドは、最終的には馬主が購入することになりますが、その形態は主に庭先取引とセリといわれる市場の二つがあります。

庭先取引とは生産者と馬主が直接取引する方法で、両者間で価格交渉の上売買します。

ある程度人間関係を構築しなければ成り立たないとは思いますが、売り手からすれば確実に購入してもらえる、買い手は欲しい馬が買えるということでメリットも大きいでしょう。

庭先取引の場合、は売買価格が公になるケースは少ないです。

対してセリ市というのはオークション形式でサラブレッドを売買する形式で、値段が上昇する可能性もありますが、買い手がつかないというケースもあります。

買い手がつかない(主取りという)場合は生産者側に収入はなくなりますし、買い手側は競ることにより落札価格が高騰して予算オーバー、あるいは欲しい馬が買えないというリスクがあります。

しかし、生産者と親密な関係を持っている馬主ばかりでは無いでしょうから、このセリ市のみでサラブレッドを購入する馬主も多いでしょう。

セリ市の場合は落札価格が公表されるので、一般の人にも馬の価格が公開されることになります。

この他の形態では、生産者がそのまま馬主になる「オーナーブリーダー」というのがあります。

この場合サラブレッドの値段がいくらかはわからないですが、社台ファームのように生産した馬を自社の一口馬主として募集するケースでは、募集金額が馬の値段と言えなくもありません。

ちなみに社台サラブレッドクラブの2017年募集馬では「リリーオブザヴァレーの16 」という牡馬が、一口300万円の40口、総額1億2千万で募集されていました。

セリ市の落札価格について

そういうわけで競走馬の値段というのはなかなかわかりにくいんですが、実際の行われたセリ市の落札価格などは参考になると思います、

以下に2017年のセリ市の価格情報をまとめました。

開催市場名 総額(円) 最高(円) 最低(円) 平均(円) 上場頭数 売却頭数
九州トレーニングセール サラブレッド 2歳 33,912,000 5,940,000 1,404,000 4,239,000 12 8
JRAブリーズアップセール サラブレッド 2歳 678,348,000 42,120,000 1,620,000 9,831,130 69 69
千葉サラブレッド・セール サラブレッド 2歳 785,592,000 44,280,000 2,160,000 13,782,315 72 57
北海道トレーニングセール サラブレッド 2歳 1,285,092,000 55,080,000 2,160,000 8,290,916 208 155
年九州1歳市場 サラブレッド 1歳 23,760,000 3,780,000 1,080,000 2,970,000 15 8
八戸市場 サラブレッド 1歳 102,492,000 7,128,000 1,404,000 3,306,193 40 31
セレクトセール サラブレッド 1歳 9,325,260,000 291,600,000 5,400,000 43,172,500 242 216
セレクトセール サラブレッド 当歳 9,387,900,000 626,400,000 5,400,000 49,410,000 220 190
北海道セレクションセール サラブレッド 1歳 3,110,616,000 47,520,000 5,400,000 16,905,521 226 184
北海道サマーセール サラブレッド 1歳 5,461,992,000 43,200,000 864,000 5,749,465 1,209 950
北海道オータムセール サラブレッド 1歳 1,754,784,000 21,600,000 216,000 3,461,112 675 507

※金額表記は税込です

各セリ市によって、上場頭数や落札金額に差がありますが、最高金額はセレクトセールサラブレッド当歳の626,400,000円、最低金額は216,000円になります。

ちなみに6億2640万円で落札されたのは「イルーシヴウェーヴの2017」で、父はディープインパクト、落札したのはアドマイヤの冠名で知られる近藤利一氏です。

一般的に落札額は税抜きで表されることが多いので、メディア等では5億8000万円と紹介されていることが多いです。

この金額はサラブレッドセリ市場での史上最高金額6億円には及ばなかったものの、高額の落札価格として話題になりたくさんのメディアで紹介されました。

対して最低価格は21万6千円ですから、私でも買えちゃいそうな値段ですが、馬主の資格がないので意味がありませんし、なんといってもこれ以降の経費が高額でしょうからね。

まとめ

競走馬の価格についてまとめましたが、実際に取引しなければわからないというのが本音でしたので、セリ市の落札価格を参考にしてみました。

セリ市のデータだけみても価格はピンからキリまでという感じですし、それ以外の取引ではもっと高額、あるいは低額で売買されている競走馬もいるかも知れません。

競走馬として取引されない馬もいるんでしょうし…経済動物としての悲しい現実ですね。

競馬ファンとしては競走馬の価格は気になるものの、実際のレースでは価格なんてパフォーマンスに関係なくて、何なら価格の安い馬が活躍するとなんとなく嬉しくなってしまうのは私だけでしょうか?

貧乏人のひがみ根性ですかね…

競走馬の価格は高額だからといって必ず活躍するとは限りませんが、馬主ではなくても関心があることは確かですので、血統を含めてセリ市の落札価格の情報をチェックするのも,
競馬の楽しみ方の一つだと思います。

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