IPATの登録など一覧

IPATの登録についてわからないこと…というか、まずIPATってなに?

中央競馬のインターネット投票の名称である「PAT(パット)」のことは知っていても、

・IPAT
・A-PAT
・即PAT

という種類の違いがよくわからないという人は多いんじゃないでしょうか。

JRAがあえてわかりにくくしているんじゃないか、と疑いたくなる位わかりにくいんですが、簡単に説明すると、

・IPAT=インターネット投票サイト(システム)の名称

・A-PATと即PAT=IPATを利用できるサービスの名称

と考えればいいでしょう。

具体的に説明すると、JRA IPAT (https://www.ipat.jra.go.jp/)というサイトがJRAのインターネット投票サイトで、IPATと呼ばれるものです。

「IPAT」などで検索するとすぐ見つかります。

このIPATを利用するには会員にならなくてはいけないわけですが、この会員には複数の種類のサービスがあり、A-PATと即PATはそのサービスの名称になります。

ちなみにIPATが使えるサービスにはA-PATと即PAT以外に、JRAダイレクトというサービスがあります。

使い方としては、まずIPATのサイトにアクセスすると、ログイン画面が表示されます。

この画面に「INET-ID」を入力してログインすると、加入者情報入力画面が開きます。

この画面に「加入者番号」、「暗証番号」、「P-ARS番号」を入力してネット投票メニューにアクセスします。

合計4種類のパスワードの入力が必要なんですが、それぞれどのようなものかというと、

・INET-ID – INET-ID(アイネットアイディー)とは、JRAが指定した「8桁の英数字からなるコード」

・加入者番号 – 加入者番号とは、加入者ご本人様を確認するために必要な、JRAが指定した「8桁の数字」

・暗証番号 – 暗証番号とは、加入申込みの際に会員様ご自身で設定された「4桁の数字」

・P-ARS番号 – P-ARS(ピー・エーアールエス)番号とは、JRAが指定した「4桁の数字」

ということで、IPATに登録するとこの4種類のパスワードがもらえて、インターネット投票が出来るようになります。

なぜ4種類も?という問題はここではスルーしますが、とにかくログインするのに2ページ使って4種類の入力が必要というシステムになっています。

ちなみに開催日でない日にIPATのサイトにアクセスすると、「投票申し込み受付時間以外はログインできません。」というページが表示されます。

ここまでがいわゆるIPATと言われるシステムで、A-PATと即PAT共通のシステムになりますが、ログインすると投票サイト内はA-PATと即PATで若干の違いがあります。

このカテゴリーではIPATの登録についても知識や情報をまとめていますが、登録に関しての予備知識を3つのポイントとして、A-PATと即PATの違いもあわせて以下にまとめてみました。

1、銀行口座が必要

インターネット投票を行う際には銀行口座が必要です。

A-PATと即PATの違いで最も大きいのは、A-PATの登録には専用の銀行口座の開設が必要で、即PATの場合は専用の口座でなくても、指定銀行の口座であれば利用できます。

・A-PATが利用出来る銀行

みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、東邦銀行、第四銀行、広島銀行、福岡銀行、北洋銀行

・即PATが利用出来る銀行

ジャパンネット銀行、楽天銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行

となっています。

即PATの場合は指定銀行の口座がすでにあれば、その口座で登録が可能ですが、A-PATの場合は口座の使い回しは出来ませんので、新規に専用口座を開設する必要があります。

2、申込みから利用開始まで

A-PATの場合は、申込み後に銀行開設して、必要書類を郵送したりする手順があるので、申込みから利用できるまでの期間が結構かかります。

対して即PATの場合は、利用できる銀行口座さえ持っていれば、登録して即馬券が購入できるようになります。

さすが「即」PATですが、登録はいつでも出来るわけではなく、競馬開催日の馬券発売時間しか受付できません。

3、入金、出金について

A-PATの場合、通常金曜日から月曜日まで銀行口座がロックされるため、この期間内の入出金は出来ません。

つまり金曜日の残高以上に馬券を購入することはできませんし、馬券で儲けても現金として受け取れるのは火曜日以降になります。

即PATの場合は入出金の制限はなく、口座残高に残っている金額以内なら馬券を購入できますし、残高がなくなったらATMで入金すればまた馬券が購入できます。

投票サイト内でシステム上の入出金を行う必要がありますが、操作方法を覚えればいつでも入出金できると考えてよいでしょう。

以上、IPATに登録する際の予備知識をまとめてみました。

一見、即PATのほうが便利と思うでしょうし、実際に即PATのほうが色々とメリットが多いのですが、馬券の買いすぎには注意が必要と言えるでしょう。

A-PATの場合は残高がなくなれば馬券が買えませんが、即PATの場合は入金が可能なシステムですから、自制が必要なのはいうまでもありません。

狙ったレースの馬券が買えないというのは機会損失ですし、インターネット投票ならばいつでも馬券が買えるという意味でIPATに登録するのはおすすめです。

買うのが簡単ということは、勝つのも負けるのも簡単ということですので、資金管理は充分に考えた上で馬券毎週楽しんでいきたいですね。