新馬戦はいつから始まるのかといえば、中央競馬ではダービーの翌週、6月初旬から2歳新馬戦がスタートします。
昔は北海道から始まるローカル開催で新馬戦がスタートしたんですが、2012年から現在の形態になりました。
ダービーを1年の区切りとする競馬のサイクルを明確にしたということのようです。
新馬戦はいつまで行っているかということですが、2018年でいうと3月18日の2回中山最終日、第4レースにダート1800mの新馬戦が組まれていました。
例年、時期としては3月の終盤、高松宮記念の前週に最後の新馬戦が行われています。
今年はちょうどグリーンチャンネルで視聴していたのですが、今年最後の新馬戦という実況を耳にして季節感を感じた次第です。
馬券は見事にハズレましたけどね。
それはさておき、この記事では新馬戦がいつからはじまり、いつまで続くのかという実施時期についてや、メイクデビューってなに?といった新馬戦に関するいろいろな情報をまとめてみました。
目次
新馬戦についてまとめ
新馬戦はいつからはじまる?
冒頭にも書きましたが、2歳新馬戦はダービー開催日の翌週からスタートします。
競馬場の改修工事などがなく、例年通りの場合は2回東京の最終日にダービーが開催されますので、翌週の土曜日から新馬戦がはじまります。
これも例年通リだと3回東京と3回阪神の2場開催で、各競馬場で一レース新馬戦が組まれます。
ここ数年はこのパターンですので、今年もおそらく同様の番組編成になると思われます。
この日を皮切りに開催日ごとに新馬戦が行われますが、各競馬場1~2レース新馬戦が組まれていきます。(競馬場によっては新馬戦が組まれない日もあります)
新馬戦は第4レース~第6レースで実施されることが多いです。1日の流れでいうと、未勝利戦から始まって中盤に新馬戦、その後古馬のレースというパターンが一般的ですね。
中盤で大きく負けると馬券の資金が厳しくなりますから、新馬戦の馬券戦略は結構大事です。
新馬戦はいつまで続く?
ダービーの翌週からはじまる2歳新馬戦は、年が明けると3歳新馬戦と名前が変わり、これも冒頭に書きましたが、高松宮記念の前週、例年通リだと2回中山の最終日に最後の新馬戦が開催されます。
この日は関西では1回阪神が開催されていますので、中山か阪神のどちらかで一レース新馬戦が組まれます。
3月21日が春分の日の祝日なので、2016年のように月曜開催が行われたときは、最終日ではなく前日が最後の新馬戦だった年もありました。
いずれにしろ、高松宮記念の前週に最後の新馬戦があると理解しておけばいいでしょう。
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新馬戦が終わると未出走の馬はどうなる?
昔は新馬戦が終わると未出走戦というのがあったんですが、競争体系が変更されて現在では未出走戦は実施されなくなりました。
これにより未出走の馬はデビュー戦に未勝利戦を選択することになります。
レースを経験したことのある馬(既走馬と呼ぶ)に混じって最初のレースに出走することになるので、なかなか簡単には好走できないことが多いですが、中にはここでデビュー勝ちする馬もいます。
新馬戦がまだ残っている段階で未勝利戦に初出走する馬もいますし、新馬戦でなければデビューできないということはありません。
そういう意味でこの時期の未勝利戦は、非常に難解なレースが多いのですが、個人的には大好きです。
メイクデビューと新馬戦の違いは?
メイクデビューJRAが新馬戦の愛称として使用している言葉で、メイクデビューと新馬戦は同じ意味で違いはありません。
実際にはメイクデビューの後に競馬場の名前が付き、東京競馬場の新馬戦であれば「メイクデビュー東京」、京都競馬場の新馬戦であれば「メイクデビュー京都」と呼ばれます。
JRAの競馬用語辞典によると、メイクデビューは「They make their debut in ○○(競馬場名)」の省略形だそうですので、長島監督のメイクドラマとは関係はないものと思われます。
新馬戦は荒れる?
未勝利戦についての記事にも書いていますが、新馬戦は経験のないものどうしのレースで、能力比較が難しいですから予想も当然難しくなります。
予想に使えるファクターが極端に少なくなりますからね。
結果として荒れるレースが多いという感覚ですが、人気サイドで決まる場合も多くありますし、いずれデータを検証してみたいと思います。
予想ファクターとしては、血統と調教あたりがメインになると思うんですが、新馬戦の馬券予想に関しては別記事でじっくり考察しようと思います。
まとめ
新馬戦はいつからはじまり、いつまであるのかということを中心に新馬戦についてまとめましたが、新馬戦の一番の魅力は、
「デビューから自分が好きになる馬を見つけることが出来る」
ことだと思います。
デビュー戦で馬券を取らせてもらった馬を引退まで追いかける、というのはありえますし、新馬からクラシックやその他G1につながる競争馬生活を見ながら応援する、というのは競馬の魅力の一つです。
そういう意味でも新馬戦のはじまる時期は知っておいたほうが良いですし、馬券は買わなくてもレース情報や結果もチェックしておいたほうが楽しめます。
馬券予想的には難解な新馬戦ですが、それ以外の楽しみも多いですので、新馬戦の馬券も積極的に買うことをおすすめしたいです。