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馬券均等買いのメリットとデメリット。資金配分は必要ない?

馬券の均等買いといっても、大きく分けて二つの意味があります。

ひとつは、一レースの馬券で複数の買い目の金額を均等にする買い方と、もうひとつは複数のレースの投資金額を均等に配分する方法です。

どちらの買い方もメリットとデメリットがあると思うんですが、一般的には均等買いはあまり推奨されていない買い方だと感じています。

的中した馬券が人気(低配当)だとトリガミになるのが原因でしょう。

私も個人的には、馬券は上手に資金を配分することで利益を大きくできると思っていますが、均等買いにもそれなりのメリットもありますし、工夫次第ではトリガミにならない買い方もありますから、この記事では均等買いのメリットとデメリットについて考察してみたいと思います。

・一つのレースで馬券を均等買いする

一つのレースで馬券を均等買いする方法ですが、たとえば馬連で軸馬から5点流す馬券を購入するとすれば買い目は当然5点になります。

この5点とも同金額で買うのが均等買いですが、この方法のデメリットは、的中しても人気サイドで決着した場合の利益が少ないということです。

仮に1点100円ずつの投資で、この5点のオッズが

買い目① 6倍
買い目② 10倍
買い目③ 20倍
買い目④ 50倍
買い目⑤ 100倍

だとします。

買い目⑤が的中すれば回収額は10,000円、投資額は500円ですので9,500円のプラスですが、買い目①が的中した場合は回収額は600円で、利益は100円です。

5点買いの場合、均等買いでオッズが5倍未満だと収支はマイナス、いわゆるトリガミになってしまいます。

均等買いのデメリットはこのトリガミの可能性があることなのですが、対策としては買い目の点数を絞る方法しかないので、結局は均等買いは止めて資金を配分する方法を取る人が多いのではないかと思われます。

・レースごとの投資金額を均等にする

レースごとの資金を均等買いにする方法ですが、メリットは資金管理が簡単なことでしょうか。

例えば1日10レース購入するとして、資金が30,000円使えるのならば、1レース3,000円づつ投資するという買い方ですね。

1日分のレースをまとめて購入するのであれば、この買い方ならば予定金額をオーバーして無駄な馬券を買わなというメリットがありますが、やはり人気サイドで決まった場合は的中しても儲けが少ないというのがデメリットになるでしょう。

自信のあるレースに投資金額を多くするという手法は、トータル収支を上げるためには必要な考え方だと思っているんですが、長いスパンで考えると均等に馬券を買うというのは間違っていないかもしれません。

均等買いを続けることの本当のメリット

ここでレースごとの投資金額を均等にすることのメリットを、もう少し深く掘り下げてみます。

まず、例えば1年間ずっと競馬を続けていくと、馬券の調子が良いときと悪いときが必ずあります。

馬券の好不調の波が1ヶ月単位で変化するとして、最初の1ヶ月が好調だと仮定します。

そして、投資金額を均等にしない場合を自分を例にとって考えてみてください。

好調の1ヶ月目、スタートは普通に馬券を買うでしょうが、好調な期間はついつい投資金額も大きくなります。

2ヶ月目に不調期に入るわけですが、好調期に儲けた資金があるため、投資金額が大きいまま不調期に入り、儲けた分の資金はどんどん減っていきます。

そのうちに資金が枯渇して投資金額は減少するわけですが、次の好調期に入る頃には投資金額は低いままですので、好調な期間に大きく資金を投資することが出来ません。

競馬ではこのサイクルを繰り返すことが一番負けにつながると思っていて、個人的には好調期に多く資金を投資するという考え方は、予想精度を上げるのと同じくらい重要なことだと思っています。

その対策としてレースごとの投資資金を均等にするというのは、ある意味リスクの少ない買い方なのかもしれません。

この好不調の波を考えることには興味があって、今年に入ってからこの買い方にアレンジを加えた投資法をテスト的に試しています。まだデータが少ないので効果は判断できませんが、いずれ公開してみたいと思っています。

回収が期待できない馬券は買わないという考え方

均等買いのデメリットの対策として、回収率の低い馬券は買わないという方法があります。

先程の例と同じく

買い目① 6倍
買い目② 10倍
買い目③ 20倍
買い目④ 50倍
買い目⑤ 100倍

の5点を購入するとして、回収率は500%を設定したとします。

5点の均等買いで回収率500%にするには、オッズが25倍以上必要ですので、買い目①と②は切ります。

買い目③は20倍ですが、①と②を切ったことにより買い目が3点となり、15倍以上あれば回収率は500%以上になりますから、買い目③は購入対象になります。

この買い方はオッズの低いものを対象に買い目から除外していきます。「オッズが低い=出現率が高い=的中しやすい」と考えれば、的中率はそうとう低くなります。

回収率を気にしないのであれば、的中しやすいのが均等買いのメリットの1つですから、この買い方で均等買いするのは現実的ではないですが、回収率を設定して買い目を絞るという考え方は個人的には好きな買い方の一つですし、今後研究していきたい項目の一つです。

まとめ

均等買いの一番のメリットは、「マークシートに記入しやすい」ということが本当のところなんですが、馬券戦略的な考えでなく、そんな理由で均等買いを勧めることはできませんから、あえて除外させていただきました。

実際は、マークシートを塗るのが面倒だから均等買いしている人は多いと思います。

PAT投票なら「予算セット」で資金を配分することも出来ますし、パソコンやスマホを使えばオッズを読み込んで資金配分するのも可能なんですが、競馬場などの現場では簡単ではないですからね。

収支を安定させるという意味では、均等買いよりは資金配分をしたほうが良いと個人的には思っていますし、実際にそうやって馬券を購入することが多いです。

ですが、記事に書いたように均等買いのメリットもいくつかありますし、実際にテストしている方法で実績もあげてきているので、いずれまとめて記事にしてみようと考えています。

資金を配分する方法と、そのメリットやデメリットについても別の記事で詳しく紹介していきます。

均等買いをするしないとは別として、どんな買い方でも馬券で儲けることは大変ですが、お金の使い方を考えることで収支は確実に良くなりますから、投資金額と配分を最適化することは常に意識していきたいですね。

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