馬券の効率的な買い方といっても、何をもって効率的というのか曖昧です。
効率よく馬券を購入するという意味もあれば、効率よく回収率(収支)をあげるという見方もあるでしょう。
収支に関しては「複勝を買い続けなさい」というのが個人的な結論です。
ちょっと乱暴な結論ですが、効率を求めるならばある程度システマチックな買い方をしなくてはいけないですし、私には複勝が合っているという意味です。
この記事では馬券の効率的な買い方について考えていこうと思いますが、効率よく馬券を購入することと、収支を上げるために馬券の効率を考える、この2点についてまとめてみようと思います。
・効率よく馬券を購入する
ここでいう「効率よく馬券を購入する」というのは、馬券購入の際になるべく手間を掛けないという意味で考えていこうと思います。
まず馬券を購入する際の手間って何?ということですが、購入する際の資金配分や、マークシートに記入するのが面倒だという人は多いかもしれません。
具体的な例をあげると、軸1頭から5点の馬連を購入する場合、5点とも同じ金額で馬券を買うのならば流し馬券を購入すればいいのですが、オッズや予想の自信度によって資金配分する場合は、金額を設定したり、マークシートに記入するのも手間が多くなります。
資金配分は必要なことだと思いますが、買い方に手間がかかるばかりに予想時間が削られたり、最悪の場合投票が締め切りに間に合わないということもありえます。
馬券の買い方というのはそれぞれ違いがあるでしょうが、この資金配分やマークシート記入の手間を少なくする意識は持っていたほうが良いでしょう。
私はPAT投票がメインですので、資金配分に関しては払戻金が概ね均一となる「予算セット」を活用することが多いです。
資金配分ができるパソコンソフトやスマホアプリもありますし、これらのツールを使用すれば馬券購入の効率は上がるでしょう。
有料のツールを使ってまで効率を求めることはありませんが、PATシステムに関してはもっと効率良くできるのではないかと思うのは私だけではないでしょう。
さらなる改善をJRAに期待したいと思います。
・収支アップのために馬券の効率を考える
馬券の効率といえば、少ない資金で効率的に儲けるとか、収支アップのための効率を考える人が多いと思います。
単勝や馬連などの券種ではどれが良いのか、流し馬券やフォーメーション馬券などでどれくらい効率が違うのかなど、疑問を持っている方もいるでしょう。
収支アップのためにというのならば第一に予想の精度を上げなくてはいけませんが、その後に馬券の効率を求めることは競馬に勝つためには必須条件だと考えます。
手法については人それぞれ違いが出ると思いますが、一般的に効率的な馬券の買い方というのは、少ない資金で大きな報酬を得るというのが理想でしょう。
ローリスクハイリターンというやつですが、実際にはそんなにうまくいくことはありません。
勝つためのリスクは必ずありますし、競馬がギャンブルである以上リスクがあることは前提で戦略を考える必要があります。
考え方としては両極端なものになりますが、
1、少ない資金で大きな配当を狙う
2、的中しやすい馬券で資金を回転させる
、
この二つの手法を突き詰めて考えることが馬券の効率アップにつながると考えています。
1、少ない資金で大きな配当を狙う
少ない資金でというとお金がなくでもできそうな気がしてしまいますが、大きな配当を狙うということは的中率も低くなりますので、結局投資額は大きくなることは十分予想されます。
この手法の場合は、配当の高い馬券を安定的に的中できる予想精度が必要ですし、不的中が連続しても馬券を買い続ける資金力が必要です。
資金力が膨大ならば大きな資金で大きな配当を狙うというのもありますが、現実的ではありませんのでここでは考えませんが、とにかくある程度の予想力と資金力が必要なのは間違いありません。
個人的にはこの手法が一番馬券効率が良いと考えているんですが、収支を安定させるにはまだまだ予想力も足りないし、資金も足りていない現状です。
2、的中しやすい馬券で資金を回転させる
私の場合はこの手法を中心に馬券を購入しています。
基本的な考え方として回収率が100%を超える場合、投資金額は多ければ多いほど儲けは大きくなりますので、とにかく馬券は多く買うことを考えます。
そのためにはなるべく多く馬券を的中させて、その払戻しを更に資金として投入するということを繰り返し行うことが必要になってきます。
的中しやすい馬券=複勝馬券ということになりますが、ここは人それぞれ資金とのバランスを考えればいいでしょう。
馬連の的中率で十分資金を回せる人はそれでいいですし、いろんな馬券を複合的に購入してリスクを分散させるというのも良い方法だと思います。
しかし、馬券の効率という意味を突き詰めれば、1点買いというのが最も効率が良いというのは事実でしょう。
例えば馬連を2点買うという行為は、同着の場合を除いて最初からハズレ馬券を一つ買っているということですからね。
控除率の点から言っても最も効率の良い券種は単勝と複勝で間違いないですし、的中率は複勝の方が高いですから、一度修行だと思って複勝を買い続けることをオススメします。
まとめ
馬券の効率について、購入の手間と収支の二つの視点からまとめてみましたが、やっぱり興味があるのは収支に関係する効率の方だと思います。
購入の手間に関してもある程度のルールを決めたほうがストレスが少なくなりますし、それが馬券成績につながるという見方もできますので、自分に合った買い方を考えていくことは必要です。
その上で効率の良い方法を見つけていくのが良いでしょう。
回収率や収支に関しては的中率を上げて資金を回転させること、券種は複勝をおすすめしましたが、これについては賛否両論あるでしょうし、私もこの考え方が絶対正しいとは思っていません。
しかし、何も考えずに漠然と馬券を買い続けるよりは、ある程度の投資感覚を持つこと、そして資金管理を行うことで収支が安定すると考えていますし、結果も出ているので私にはこの手法が合うのでしょう。
複勝なんか配当が低くてつまんないという人には無理ですけど、資金を回転させるという考え方は勝つために絶対に必要な考え方だと思います。
競馬で勝ったお金を全部馬券に使え、という意味ではないですが、意識するだけで結果は違ってくるでしょう。
あまり効率のことばかり考えていると、面白味がなくなってくることは否定できませんので、馬券を楽しみながら収支安定のための最低限の管理をすることが大切だと思います。