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リステッド競争って何?2019年度競馬番組等改変まとめ

リステッド競争というのは、JRAで2019年度から新たに格付けされるグレードの競争のことで、現在のオープン特別の中からいくつかの競争を「リステッド競争」として格付けするそうです。

このリスレッド格付け以外にも、2019年度から改変される事項がいくつかありますので、内容をまとめてみました。

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2019年度より改変される競馬番組等について

一部オープン競争のリステッド格付け

JRAのオープンレースのグレード競争といえば、GⅠ、GⅡ、GⅢという分類で格付けされ、これらのレースを重賞、その他のオープン競争をオープン特別という名前で呼んでいました。

この重賞以外のオープンレースの中でも、質の高い競争をリステッド競争として格付けします。

競走名の後ろに「(L)」の表記がつくそうです。

2019年度のリステッド競争の一覧は以下になります。

競馬場 実施日 距離
2歳 アイビーステークス 東京 芝1800
萩ステークス 京都 芝1800
3歳 ジュニアカップ 中山 1月6日 芝1600
紅梅ステークス(牝) 京都 1月14日 芝1400
若駒ステークス 京都 1月19日 芝2000
クロッカスステークス 東京 1月26日 芝1400
 エルフィンステークス(牝) 京都 2月2日 芝1600
 ヒヤシンスステークス 東京 2月17日 ダ1600
 マーガレットステークス 阪神 2月23日 芝1200
すみれステークス 阪神 2月24日 芝2200
アネモネステークス(牝) 中山 3月10日 芝1600
若葉ステークス 阪神 3月16日 芝2000
忘れな草賞(牝) 阪神 4月7日 芝2000
スイートピーステーク(牝) 東京 4月28日 芝1800
プリンシパルステークス 東京 5月4日 芝2000
橘ステークス 京都 5月5日 芝1400
鳳雛ステークス 京都 5月19日 ダ1800
白百合ステークス 京都 5月26日 芝1800
3(4)歳上 ニューイヤーステークス 中山 1月13日 芝1600
淀短距離ステーク 京都 1月14日 芝1200
すばるステークス 京都 1月19日 ダ1400
白富士ステークス 東京 1月26日 芝2000
洛陽ステークス 京都 2月9日 芝1600
仁川ステークス 阪神 2月23日 ダ2000
大阪城ステークス 阪神 3月3日 芝1800
東風ステークス 中山 3月10日 芝1600
六甲ステークス 阪神 3月24日 芝1600
コーラルステークス 阪神 3月30日 ダ1400
春雷ステークス 中山 4月7日 芝1200
京葉ステーク 中山 4月14日 ダ1200
福島民報杯 福島 4月14日 芝2000
オアシスステークス 東京 4月20日 ダ1600
メトロポリタンステークス 東京 5月4日 芝2400
ブリリアントステークス 東京 5月5日 ダ2100
谷川岳ステークス 新潟 5月5日 芝1600
都大路ステークス 京都 5月11日 芝1800
栗東ステークス 京都 5月12日 ダ1400
安土城ステークス 京都 5月26日 芝1400
米子ステークス 阪神 芝1600
大沼ステークス 函館 ダ1700
パラダイスステークス 東京 芝1400
名鉄杯 中京 ダ1800
札幌日経オープン 札幌 芝2600
BSN賞 新潟 ダ1800
朱鷺ステークス 新潟 芝1400
エニフステーク 阪神 ダ1400
ポートアイランドステークス 阪神 芝1600
夕刊フジ杯オパールステークス 京都 芝1200
グリーンチャンネルカップ 東京 ダ1400
オクトーバーステークス 東京 芝2000
信越ステークス 新潟 芝1400
ブラジルカップ 東京 ダ2100
カシオペアステークス 京都 芝1800
ルミエールオータムダッシュ 新潟 芝1000
オーロカップ 東京 芝1400
アンドロメダステークス 京都 芝2000
福島民友カップ 福島 ダ1700
キャピタルステークス 東京 芝1600
ラピスラズリステークス 中山 芝1200
師走ステークス 中山 ダ1800
リゲルステークス 阪神 芝1600
ディセンバーステークス 中山 芝1800
ベテルギウスステークス 阪神 ダ1800

※夏季競馬以降は日程が未確定ですので実施日は入力していません

リステッドレースってなに?

リステッドレースというのは海外のレースなどで聞くことが多かったですが、日本では準重賞という呼び方をする場合もあります。

これまで日本の競馬ではこのカテゴリーはありませんでしたが、先述したように2019年度からリステッド競争という格付けを新設しました。

重賞ではないオープンの競争のすべてがリステッドレースになるわけではありませんが、219年度は63レースがリステッド格付けされています。

競争体系および生産の指標として、グレードレースに次ぐ重要なレースであることを明示するためという説明がされていますが、馬券を購入する我々にはあまり関係がないと思われます。

とりあえず個人的にはこの格付けを意識することは無いでしょう。

降級制度の廃止

2019年度より、従来夏季競馬から実施されていた降級制度が廃止されます。

これにより勝利度数によるクラス分けとなることから、競争条件の呼称もわかりやすく変更されます。

  • 500万円以下→1勝クラス
  • 1000万円以下→2勝クラス
  • 1600万円以下→3勝クラス

以上のような呼び方になるようです。

長く慣れ親しんだ名称が変更されることには違和感がありますが、毎週馬券を買っていればすぐに慣れると思います。

従来のクラス分けに関しては「中央競馬のクラス分け。年齢と収得賞金の関係をまとめました」の記事でもまとめていますので参考にしてみてください。

女性騎手への減量適用

どのように変更されるのかは、以下の表にまとめました。

騎手免許取得後5年未満の騎手 騎手免許取得後5年以上または101勝以上の騎手
30勝以下 31勝~50勝 51勝~100勝
男性騎手 ▲3キロ減 △2キロ減 ☆1キロ減 減量なし
女性騎手 ★4キロ減 ▲3キロ減 ◇2キロ減

簡単に言うと、女性騎手の負担重量が2キロ減量になると理解していいと思います。

現状では藤田菜七子騎手のためのルールという感じですが、このルール改正により新たに騎手を目指す女子も増えるかもしれませんし、地方や海外の女性ジョッキーもどんどん参戦してほしいですね。

ちなみにこの減量ルールは、現行と同じく一般レースのみ(特別レース以外)に適用されます。

3歳未勝利競争の編成変更

2019年度より秋競馬の未勝利戦が廃止になるようです。

秋季競馬における出走状況の改善が目的らしいですが、個人的にはかなり残念な改革です。

生き残りをかけた未勝利戦の緊張感が結構好きだったんですけどね…

これらの影響から、今年からは夏競馬における未勝利戦の馬券戦略も重要になってくると思われます。

まとめ

2019年度の競馬番組等の改変事項等について、リステッドレースの制定、降級制度の廃止、女性騎手の減量、秋競馬未勝利戦の廃止などをまとめてみました。

これ以外にも平地競走における最低負担重量の変更や、タイムオーバーに関することなど、2019年度から変更になることはいくつかあるのですが、馬券的な関連性が高いものを中心にピックアップしています。

オープン特別がリステッドレースになったからとって、馬券的には何も変わらないので意識する必要はないのですし、女性騎手負担重量の変更というのも、現状藤田菜七子騎手の馬券以外は関係ないですからね。

秋競馬の未勝利戦がなくなるのは寂しいですが、その分条件戦が増えると考えれば馬券的には楽しみが大きいかもしれません。

ローカルの一般条件戦で、頭数がそろわないようなことがなければ良いですけどね。

個人的には重賞だろうがリステッドレースだろうが、買いたいレースしか馬券を買わない主義なので、そのスタンスは変えずに今年も馬券を楽しみたいと思います。

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