2019年フェブラリーステークスが2月17日、東京競馬場で行われます。
4歳上オープンのGⅠ戦で、ダート1600mのレースです。
年が明けてから最初のGⅠですし、ことしは藤田菜七子騎手が女性で初めて日本のGⅠに騎乗するということでも注目が高くなっています。
私はダート中心に馬券を購入していることもありますから、ぜひとも的中したいレースでもあります。
目次
フェブラリーステークス
フェブラリーステークスのレース傾向
フェブラリーステークスは、東京競馬場のダート1600メートルで行われる定量戦です。
1着賞金が1億円のGⅠレースで、JRAのダートGⅠはこのフェブラリーステークスと12月のチャンピオンズカップの2つのみですから、ダートレースをメインにしている馬とその関係者ににとって見れば、是非とも勝ち取りたいタイトルです。
1997年にGⅠに昇格したレースですが、まずは重賞実績から考えてみます。
重賞実績
古馬のGⅠレースという事で重賞実績は当然必要です。
過去10年の1~3着馬全30頭を見てみると、交流戦を含めてダート1400m~1800mの重賞での勝利がある馬が27頭を占めています。
例外となったのは2009年1着のサクセスブロッケン、2010年2着のテスタマッタ、2014年1着のコパノリッキーです。
サクセスブロッケンとテスタマッタは2000mのJpnⅠジャパンダートダービー優勝の実績がありましたし、コパノリッキーはそもそも1400m~1800mの重賞を使ったことがなかった(兵庫チャンピオンシップは1870m)ですから例外中の例外になります。
今年のメンバーでは、クイーンズサターン、ユラトノ、メイショウウタゲ、サンライズソア、オメガパフュームが当てはまります。
オメガパフュームは東京大賞典優勝馬で有力だと考えていますが、距離適性を踏まえた実績では不利なデータが出ているということですね。
前走の成績
仮にもGⅠ戦ですから、大一番に向けて好調かつ順調な臨戦過程で来る馬でなくては勝負にならないと考えます。
そこで前走のレース内容が予想の上で重要になりますが、ローテーションでいうとチャンピオンズC組と根岸S組が過去10年でそれぞれ5連対しているということで、やはりこの2レースがステップの中心となるでしょう。
東京大賞典組は以外にも成績は振るわず、過去10年で1着0頭、2着1頭、3着4頭となっていて、このステップで優勝馬が出ていないのは意外です。
それらも踏まえて前走成績から傾向をまとめると、GⅠ、JpnⅠからのローテーションであれば5着以内、それ以外なら3着以内というのが条件で、例外になるのは、
- 2014年1着 コパノリッキー フェアウェルS 16着
- 2015年3着 ベストウォーリア チャンピオンズS 11着
- 2017年1着 ゴールドドリーム チャンピオンズS 12着
- 2018年3着 インカンテーション 東京大賞典 7着
以上の4頭で、コパノリッキーは重賞実績も合わせて例外中の例外と言えるでしょう。
それ以外はGⅠ級レースの凡走からの巻き返しですから、十分ありえる結果だと思います。
今年のメンバーでGⅠ、JpnⅠからのローテーションであれば5着以内、それ以外なら3着以内という条件から外れるのは、メイショウウタゲ、サンライズノヴァ、モーニン、ワンダーリーデル、ノボバカラ、ノンコノユメが当てはまります。
サンライズノヴァやノンコノユメの巻き返しはあるのか?実力的には勝負になると思うんですけどね。
馬齢別成績
過去10年の馬齢別成績は、
年齢 | 出走数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 3着内率 |
4歳 | 33 | 4 | 3 | 1 | 25 | 21.2% | 24.2% |
5歳 | 30 | 4 | 3 | 4 | 19 | 23.3% | 36.7% |
6歳 | 37 | 2 | 1 | 2 | 32 | 8.1% | 13.5% |
7歳 | 36 | 0 | 2 | 2 | 32 | 5.6% | 11.1% |
8歳上 | 23 | 0 | 1 | 1 | 21 | 4.3% | 8.7% |
以上のようになっています。
4歳と5歳が優勢であることは間違いないようですが、6歳以上馬の馬券圏内も十分考えられます。
歴代優勝馬であるモーニンとノンコノユメは適正があることは明らかですが、年齢を重ねてどんなパフォーマンスになるのかは不確定という気がします。
2019フェブラリーステークス予想(追記)
馬券は直前まで考えたいと思いますが、予想としては、
◎インティ
○ゴールドドリーム
▲オメガオメガパフューム
△ノンコノユメ
△サンライズノヴァ
この5頭としました。
この記事にまとめた傾向からは外れる馬が入っていますが、この5頭で馬券をまとめたいと思います。
GⅠなので手広く買って的中させたい気持ちもあるんですが、回収率を考慮してなんとか少ない買い目にまとめたいと思っています。
まとめ
フェブラリーステークスのレース傾向をまとめましたが、今回取り上げた重賞実績、前走の成績、馬齢別成績からは、今年の出走馬に当てはめると結構有力馬が消せる結果となりました。
今回のデータから4歳あるいは5歳馬で、重賞実績と前走の成績が当てはまるのはユラノト、saサクセスエナジー、インティ、サンライズソア、コパノキッキングの5頭です。
個人的な予想イメージでは抽出できなかった結果なんですが、データはあくまでもデータとして予想に利用するだけです。
最終的には展開を含めた総合的な予想で買い目を決める、という基本的な馬券予想スタイルで行くべきでしょう。
古馬のGⅠ競争であれば情報はいくらでもありますし、自分が今まで馬券を購入してきた馬たちが走るわけですから、あくまでも自分が考える能力比較を中心に馬券を組み立てることが最良の方法だと考えています。
フェブラリーステークスの馬券成績
購入した馬券はこちら↓
馬券は4つになっていますが、3連単の3枚は買い目に強弱をつけるためのもので、最後の馬連
は「二人馬券」の買い目です。
二人馬券というのは、競馬仲間と二人で馬を選んで馬券を買うもので、仲のいい競馬仲間と長年楽しんでいる買い方です。
詳細は別記事でまとめようと思いますが、個人的なフェブラリーステークスの馬券は残念ながら不的中でした。
本命が6番インティ、対抗が3番ゴールドドリームという予想でしたので馬連ならば1点的中でしたが、GⅠは基本的に3連単を購入することが多く。このレースに限っては裏目に出ました。
無理に絞らなければ3着のユラトノは買える馬ですし、的中ありきで行けば十分取れる馬券でしたけど…
重賞、特にGⅠは馬券を楽しむものと割り切っていて、当たり外れは別にして少額で楽しもうというスタンスなんですが、私の馬券の上では主戦場であるダートのレースですから、正直当てたかったという思いが強いです。
それにしても不安視されていた芝スタートとワンターンのコースを難なくこなしたインティ。
確かにペースは恵まれましたが、そのペース自体を作ったのが鞍上武豊騎手を含めた自身ですし、今後の活躍もますます楽しみになってきましたね。
ブリーダーズカップ・クラシックに挑戦という声もあるようですが、競馬ファンとしてはぜひとも実現してほしいですね。