フォーメーション馬券の意味ですが、1着、2着、3着それぞれに任意の馬番を選び、それに該当する全通りの馬券を購入できる馬券の方式です。
JRAの競馬用語辞典の「フォーメーション」の引用だと、
「フォーメーション投票の略称。１着馬、２着馬、３着馬（連複の場合は１頭（枠）目、２頭（枠）目、３頭目）を、それぞれ１頭（枠）以上選択して、購入可能な組合せのすべてを購入する投票方法。例えば、３連単などの組合せが多くなる馬券を購入する場合、「ながし」や「ボックス」投票よりも組合せ数を絞ることができるメリットがある。なお、枠連の場合、組合せにゾロ目がある場合は、ゾロ目も買い目に含まれる。」
となっています。
買ったことがある人はその通りと思う説明ですが、最初はよく意味がわからないままフォーメーション馬券を購入したという人も多いと思います。
フォーメーション馬券の意味を丁寧に説明してくれているサイトは結構あるんですが、ただ単純に買い目や点数を説明するだけで、実践に即していないというか、そんな買い方しないだろ？という説明が多いと感じます。
この記事ではフォーメーション馬券の意味も含めて、実際にどんな買い方をするのが有効なのかをまとめてみました。
・馬連や馬単のフォーメーション
馬連や馬単のフォーメーション馬券で、1着に1番と2番、2着に3番と4番を選んだとすると、買い目は、
1-3
1-4
2-3
2-4
の4点になります。
こういう説明をよく見かけますが、実際に馬券を購入することを考えてみると、上の馬券は1番から2点流し、2番からの2点流し、つまり1番と2番の馬が勝つ、あるいは連対する確立が高いと予想した馬券のはずです。
しかしこの買い方だと1-2が買えていませんよね。
この考え方は買い目がどうなるかの説明に対しては屁理屈のようなものなんですが、実際にフォーメーション馬券の初心者だと、買えているつもりの馬券が買えていないというのは結構あるんです。
わたしもそれでデカイ馬券を取り逃がしたことがあります。
上の馬券の例の場合、1番と2番の馬券を加えるならば、1番と2番を1着に、1番～4番を2着に選択すると、
1-2
1-3
1-4
2-1
2-3
2-4
という目になり、1-2と2-1は馬連では重複なので買い目は5点、馬単の場合はそのまま6点になります。
例えば1番と2番は人気なので、配当的にその馬券はわざと買わないというケースもあるでしょうが、普通に馬券を買うときであればこのような買い方になることが多いでしょう。
点数が多くなると、買い目のチェックも難しくなりますから、イメージした買い目と、実際の馬券に抜けがないようする必要がありますので、この買い方を基本として覚えておいてください。
そんなの知ってるよ、というかたはスルーしてくださいね。
・3連複、3連単のフォーメーション
3連複の場合は1着から3着の馬を選択しますが、実際の着順は順番通りでなくてもかまいません。
選択した3頭が3着以内に入れば的中となります。
馬連馬単のときと同様に説明すると、1着に1番、2着に2番と3番、3着に4番と5番を選択したとします。
この場合買い目は、
1-2-4
1-2-5
1-3-4
1-3-5
となります。
この買い方は、1番が軸馬で、次に2番と3番の馬を対抗として、4番と5番は押さえとして評価した馬券ですが、1番の次に評価の高い2番と3番を絡めた1-2-3の買い目が抜けてしまっています。
この場合の買い方は、1着に1番、2着に2番と3番、3着には2番～5番を選択します。
買い目は、
1-2-3
1-2-4
1-2-5
1-3-2
1-3-4
1-3-5
となり、1-2-3と1-3-2は3連複の場合重複ですので、合計5点になります
3連単の場合は着順も順番通リに当てる必要がありますので、上の場合だと6点買いになります。
考え方としては3連複の場合と同様ですが、選択ミスで買い目が入っていなかったということのないようにしましょう。
基本的には以上のことを意識していれば、買うつもりだった目が抜けていたということはなくなると思います。
しかし、馬連馬単でも選択する頭数が多くなればもっと複雑になりますし、3連複、3連単ならばなおさらです。
どういう選択をすればどんな買い目になるということを、実践的に覚えていかなければいけませんが、経験を積めば誰でも覚えられますから心配はいりません。
まとめ
フォーメーション馬券の意味は色々なサイトで紹介されていますので、知っている人も多いでしょうから細かく説明はしていませんが、初心者によくありがちな買い目が抜けることの注意を換気しているサイトが無かったようなので、そちらを中心にまとめてみました。
フォーメーション馬券は、上手に使うと馬券収益的にも非常に有効な馬券なんですが、やっぱり初心者のうちは買い目が理解できていないことも多々あります。
先に書いたように経験を積めば誰でも覚えられますから、機会があったらどんどんフォーメーション馬券を購入してみてください。
ときどきレース終了後にフォーメーション馬券を見ながら「これ当たってる？」とか言ってる人を見かけますが、みっともないのでやめましょうね。