種牡馬の条件はなにがある?競走成績や血統は関係するのか
種牡馬の条件ですが、競争成績や能力に設定ラインがあるわけではなく、規定としてあるのは血統が明確であるということだけです。実際にほとんどレース実績がなくても繁殖にあがることはあります。この記事では種牡馬の条件を、需要に関係する要素を交えてまとめました。
競馬予想を極めるためには様々な情報が必用です。このブログでは馬券的中のための考え方や、資金の使い方なども含め、競馬予想に役立ついろんな視点からの情報を伝えていきます。管理人の予想も時々アップしますので、お役に立てれば幸いです。
サラブレッドの血統は、競馬ファンにとっても非常に興味がある要素ですよね。
競馬がブラッドスポーツと呼ばれるように、受け継がれてきた血脈を知っていくことも楽しいですし、その血統がどのように競争能力に影響をあたえるのかを考えることも面白いです。
サラブレッドの父系は、三大始祖と呼ばれる3頭の馬から現代まで血統が受け継がれてきました。逆に言うとその他の系統は血脈が絶えてしまったことを意味します。
時代とともに脈々と受け継がれてきた血統から誕生したサラブレッドたちは、繁栄と淘汰を繰り返しながら現在まで優秀な血を残してきています。
日本で現在有名なのはサンデーサイレンス系という系統で、産駒の重賞勝ちは数知れず、その産駒の中から多くの馬がしょぼばとして活躍しています。
ディープインパクトやステイゴールドは、競争馬としても1流でしたが、種牡馬としても優秀な成績を収めているので知っている人も多いのではないでしょうか。
このカテゴリーでは、サラブレッドの血統に関して、そして血統からくる競争馬としての性質などを主にまとめていきますが、ここでは5つのポイントとして以下にまとめてみました。
1、サラブレッド血統の系譜
三大始祖のことについては少し触れましたが、血統の系譜というのは辿っていくと非常に奥が深いです。
三大始祖と言っても繁栄の度合いは均等ではなく、主流血脈となっている系統とそうでないものがありますし、その時代によって流行の系統というのが存在します。
それらの歴史をたどるのは楽しいですし、知識として深めたい分野であると感じます。
血統とは父系だけで語られるわけではなく、母系もファミリーナンバーなどで区別されているように、血統面では重要な要素になります。
サラブレッドは父が同じでも兄弟とは呼びませんが、母が同じ場合に兄弟と呼ぶことから、母系の重要性は父系に劣らぬものとなっています。
父系と母系にはニックスと呼ばれる相性の良い掛け合わせが合ったり、繁殖という観点からも非常に奥が深く、知れば知るほど面白いアカデミックな分野と考えても良いかもしれません。
2、血統の調べ方
血統のことをもっと知りたい!と思っても、実際どうやって血統を調べれば良いのか?と疑問に思う方もいるしょう。
血統に関するバイブルとして思い浮かぶのは種牡馬辞典ですが、現在はインターネットの情報でほぼ同等の情報が得ることができます。
血統関連の情報の入手方法なども記事にしていきますが、紙媒体である種牡馬辞典にも、ネットにはない味わい深さがあるんですよね。
ちなみにダービースタリオンの血統辞典は、全盛期にリアルの種牡馬辞典を遥かに上回るほど売れた記憶があります。
3、血統の良し悪し
サラブレッドの血統は繁栄と淘汰を繰り返しながら優秀な血を残して来たと書いたように、本来悪い血統というのは存在しないというのが私の持論です。
しかし実際には種牡馬の成績がランキングとなり、母系を含めた成績の良い血統を「良血」と読んだりします。
そういう意味での血統の良し悪しが、新馬戦など競走実績の少ない場合の馬券予想に直結しますので、チェックが必要になってきます。
4、サラブレッドの経済的価値
サラブレッドは経済動物とも言われますが、購入する際のの価格や種牡馬の種付け料など、血統によって反映される「価格」が価値として存在します。
サラブレッドの購入は生産者と馬主の間で行われる庭先取引、セリ市などを介す方法などがありますが、血統が価格に与える影響は大きいです。
種牡馬の種付け料は血統や競走実績以外にも、種牡馬としての成績、つまり実際に産駒の競走実績が種付け料にに反映されて来ます。
そして産駒の活躍は、価格だけでなく種付け頭数にも影響し、活躍馬を残せない種牡馬はその役割を終えざるを得ないこともあります。
経済的なメリットが関わるというのは、一般の競馬ファンからすると悲しい結果になることもあるんですが、生産者や購入者としてサラブレッドに関わることの違いは、一競馬ファンとして理解しておかなくては行けないと思います。
5、競争馬の性質
血統によって、例えば長距離が得意であったり短距離が得意であったり、芝が得意であったりダートが得意であったりという得手不得手はあります。
それらの特性が顕著に現れる血統もあるのでチェックは必用ですし、血統とは別に競争馬個々の性質にも気を配る必用もあるでしょう。
血統的には長距離向きですが、気性的な問題で短距離でしか結果を出せない、などという例は多くありますし、馬券予想の観点からいくと、競争馬個々の成績というのは非常に重要な情報です。
スタートが下手な馬、揉まれ弱い馬、重馬場が不得意、右回りが苦手など、ネガティブな部分を持っている競争馬は多いです。
逆に得意な部分もあるわけですので、そういう競争馬ごとの情報を知っておくことも大切ですので、折り合いや気性、脚質などの競争馬の性質なども把握しておくべきです。
以上5つのポイントを中心にこのカテゴリーでまとめているわけですが、血統に興味を持ち始めると、馬券とは全く関係ないところまで深く知りたくなってしまう人も多いんですよね。
それも競馬の楽しみですし、個人的にも血統の研究は嫌いではないですけどね。
馬券とは違うところでの競馬の楽しみはいくつかありますが、血統を考えることはそのうちの代表的なものだと思います。
血統を考えながら予想して、新馬戦の馬券を的中した時は、なんとも言えない充実感があるのは私だけではないと思います。
種牡馬の条件ですが、競争成績や能力に設定ラインがあるわけではなく、規定としてあるのは血統が明確であるということだけです。実際にほとんどレース実績がなくても繁殖にあがることはあります。この記事では種牡馬の条件を、需要に関係する要素を交えてまとめました。
競走馬の値段は高ければ必ず活躍するとは限りませんが、期待値の高さを表す指標としては面白いデータだと思います。庭先取引という牧場と馬主の直接の売買では競走馬の値段の詳細はわかりませんが、セリ市の落札価格は参考になるので、金額等をまとめてみました。
種付けの頭数は種牡馬の人気のバロメーターでもありますが、2017年の最多はドゥラメンテの284頭になります。産駒が多くなれば活躍の可能性も高まり、好循環が生まれます。この記事では種付け頭数について、ランキングを交えながら成功のための要素をまとめました。
種牡馬の種付け料は、基本的に人気馬ほど高く設定され、2018年ではディープインパクトが4000万円でダントツのトップとなっています。産駒の成績からも当然の結果と言えますが、この記事では種牡馬の種付け料について、ランキングを交えながらまとめてみました。
種牡馬のシンジケートとは、40~60の株を持ち合って共同で出資するシステムで、リスク分散することが主な目的と言われています。繁殖に上がる牡馬はほとんどがこの形式で種馬になります。この記事では種牡馬のシンジケートについて、メリットなどをまとめてみました。