競馬の予算はどれくらいなのか、他の人がどの程度の資金を馬券に使っているのか気になりませんか?
競馬で勝っている人はどれくらいの予算で馬券を購入するのか、そしてどれくらい儲けているのかということは気になるし、参考にしたいと思うこともありますよね。
競馬を始めたばかりの頃は、メインレースのみの購入で数千円を使っていたものが、朝の1レースから最終レースまで馬券を買うようになり、1日の予算も大幅に増えてしまったという人も多いと思いますが、結局競馬に使う予算というのは自分で管理できるようにならないと競馬では勝てないと私は考えます。
競馬はのめり込むほど多くの予算を使うようになりますし、際限なく馬券を購入していたらほぼ間違いなく収支はマイナスになってしまうので、どのくらいの予算で馬券を買うのかという資金管理は絶対必要です。
基本的には、馬券で負けた場合を想定しての予算を組むのがベターでしょう。1日、あるいは1ヶ月などのスパンを区切って、この金額までなら負けても支障がないという金額を設定するのが基本です。
その基本を前提に考えてほしいことは、
1、1日に負けても良い金額を設定する
2、1レースごとに投資する金額を設定する
3、回収率を考えて金額を設定する
以上の3点です。
この内の一つでも守って馬券を買えばそうそう負けが込む事はないと思いますが、前提として自分の収入、そして競馬で自由に使える金額を把握して置くのは必須です。
そのあたりも含めた競馬の予算についての考え方を、私なりにまとめてみたいと思います。
自分の収入から1ヶ月に競馬に使える予算を考える
自分の収入から競馬に使える金額がいくらなのか?と言っても人それぞれ環境が違いますし、年収がどれくらいだからここまではOKなどという基準もありません。
ですが、1ヶ月に負けても良い金額というのは設定するべきだと私は考えます。この1ヶ月というスパンに関しては色々考え方があると思いますが、1年間というスパンで負けてもいい金額を設定するのは、年間収支マイナスを前提にするということになるので私はやりません。
競馬は好不調の波がかならずあるので、1ヶ月程度の単位ならば必ず収支マイナスになることはあります。個人的にはこの単位で予算設定するのが、リスク回避を含めてベストという考えです。
以上を踏まえて1ヶ月に競馬で使える予算を設定したら、その金額から1日に使う金額を設定します。
1、1日に負けても良い金額を設定する
具体的な予算設定方法ですが、例えば1ヶ月に3万円競馬で負けても大丈夫な状況だとします。
1ヶ月を4週間として、中央競馬の開催は8日間で、3万円を均等に割り振れば1日に使える金額は3,750円になります。1日に負けても良い金額を3,750円以下に設定すれば、1ヶ月で3万円以上負けることはありませんよね。
3,750円(馬券は100円単位での発売なので実質3,700円)の使い方ですが、これは人それぞれ違ってくるでしょう。
1レースに3,700円すべて使うのか、複数レースに資金を分散するのか、また的中した場合はその払い戻しを資金に上乗せするのもありでしょう。
この的中したら上乗せという考えは実は結構危険なんですが、資金管理がきっちりできていれば大きく儲けるチャンスにもなりますからね。
とにかく1日に使う資金を決めて、しっかり管理して馬券を購入することをおすすめします。
2、1レースごとに投資する金額を設定する
1日に使う金額が決まったら、1レースに使う金額も設定したほうが良いでしょう。
例えば1レース1,000円以上は使わないといったルールでも良いですし、馬券が的中してプラスが出た場合は予算をアップできるなど、臨機応変なもので構わないと思います。
勝負事には流れがありますので、ツキがあると感じたら強気に投資する場面も必用です。ですがこの場合も1日の予算をオーバーする買い方は厳禁です。
ある程度のルールに則った買い方を続けていると、自分の得意なパターンを見つけることが出来ますし、データも取れていくので段々と馬券がうまくなっていく感覚も得られると思います。
3、回収率を考えて金額を設定する
1日に使う資金を決めるということを前提に説明してきましたが、私の場合単純に資金を日割りで分配しなくても良いと考えています。
馬券を購入してすべて外れるということは考えづらく、必ずいくらかの回収はあるはずです。控除率から考えると、理論上馬券が平均的に的中する人ならば、75%程度の回収が見込めます。
3万円投資するならば22,500円の回収が期待できます。ということは1ヶ月のマイナスは7,500円ということになりますので、資金にはまだ余裕があるわけです。
回収率を考えて金額を設定するというのは、こういう考え方から投資資金を決定することを意味します。
1ヶ月3万円マイナスになると仮定して、回収率が75%ならば投資金額は12万円になります。これを8日間で均等割にすると1日15,000円投資できることになります。同じ月3万円マイナスでも1日3,750円とは大きく違いますよね?
あくまでも1ヶ月平均75%の回収率があるという前提ですが、毎月安定した回収ができるかというと疑問がありますし、机上の空論と言えばそれまでですが、回収率から馬券の投資金額を設定するという考え方は必用です。
馬券は的中させることが最も大切ですが、投資金額の管理が甘いと収支プラスに持っていくことは厳しいです。競馬初心者の段階では負けを最小限にするために資金を設定することもありですが、予想に自身がついてきたら、回収率をプラスにするための投資感覚を磨くことも意識したいですね。
まとめ
競馬の予算に関する私の考えをまとめてみましたが、結論としては安定した回収率が期待できる予想と買い方をすることが必用です。
購入する馬券の種類や、狙い方などにもよりますし、大穴で高配当を狙う買い方の人などは1ヶ月に1度も馬券が的中しないという人もいるかもしれません。1ヶ月という短いスパンで回収率の計算から投資金を決めるというのは異論も多いでしょうが、一つの考え方として参考にしてみてください。
私の場合、まず考えたいのは予想の精度を上げること、そして自分なりの馬券の買い方を身につけることが肝心で、資金管理も含めて三位一体でなければ収支プラスは難しいと思っています。
予想は上手なのに、馬券で勝った負けたに一喜一憂して資金管理を全くしない人は結構多いので尚更そう感じますね。大事なお金をもっと大切に考えて使いたいですし、しっかりと予算管理して馬券で勝てるようになると、もっと競馬が楽しくなりますからね。