2019年チューリップ賞が3月2日、阪神競馬場で行われます。
3歳牝馬限定のGⅡ戦で、芝1600mのレースです。
桜花賞トライアルで3着以内に優先出走権が与えられます。
桜花賞と同じ阪神芝1600mのレースで、ここで好走した馬が本番で活躍する頻度が多いので、今年も十分チェックしておかなければならないレースです。
チューリップ賞
チューリップ賞のレース傾向
チューリップ賞は、阪神競馬場の芝外回り1600mで行われる馬齢戦です。
冒頭でも書いたように3着以内に桜花賞の優先出走権が与えられるトライアルレースで、本番に直結することも多い注目のレースになります。
馬券的には比較的順当なイメージがありますので、まずは
1番人気の成績
過去10年の1番人気馬の成績は、
- 1着 5頭
- 2着 2頭
- 3着 1頭
- 着外 2頭
以上のようになっていて、勝率5割、3着内率8割と圧倒的な成績を残しています。
この中で阪神ジュベナイルフィリーズ(以下阪神JF)1着だった馬が6頭いますが、1着が4頭、2着と3着がそれぞれ1頭ということで、馬券を外した馬はいません。
今年の1番人気はおそらく昨年の阪神JF1着のダノンファンタジーでしょうから、この馬が崩れる可能性は低いかもしれません。
阪神JF組が中心
ローテーション的にはやはり阪神JF組が圧倒的に好成績です。
過去10年間の3着以内馬全30頭中、前走か前々走で阪神JFに出走していた馬が16頭で半数を超えています。
そのうち14頭が阪神JF3着以内ですので、下位入選馬の巻き返しよりも上位馬を中心に考えたほうが良いでしょう。
ちなみに3着以内に阪神JF組が入らなかった年は、10年間で2016年の1回だけで、この2016年は1~3番人気馬が阪神JF組ではなかったというイレギュラーな年だったことは付け加えておきます。
前走の着順
過去10年間の3着以内馬全30頭の前走の着順に注目してみると、1着だった馬が10頭、残りの20頭のうち出走したのが重賞レース、あるいはエルフィンステークスだった馬が19頭で、例外は1頭しかいません。
2016年3着のラベンダーヴァレイがその1頭ですが、前走は赤松賞5着でした。
このラベンダーヴァレイは10番人気で3着でしたが、過去10年のチューリップ賞で2桁人気の馬が馬券に絡んだのはこの馬だけです。
そういう意味からも、2016年のチューリップ賞は異質であったと考えられそうです。
2019チューリップ賞予想
当日は仕事なので前日夜の段階ですが、やはり1番ダノンファンタジーは外せません。
相手も6番シェーングランツでほぼ決まりと思うんですが、馬連前売りオッズは約3倍程度ですので考えどころです。
馬連、あるいは馬単1点で勝負に出るか、3連単で狙うのか…ギリギリまで考えるつもりですが、大きく儲けることはできないでしょうし無理な馬券は買わないようにしたいと思います。
まとめ
チューリップ賞のレース傾向をまとめましたが、なんといっても阪神JF組優勢で、優勝馬に限っては黙って馬券を買えというくらいのデータが出ています。
今年の場合は優勝馬のダノンファンタジーと4着のシェーングランツが出走しますが、1人気になりそうなダノンファンタジーはデータ的にも鉄板に思えます。
頭数も落ち着きそうなので馬券的な波乱は期待できそうにありませんし、桜花賞に向けてチェックするレースとして考えたほうが無難かもしれませんね。