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中央競馬の売上はどれくらいなのか?推移と馬券ごとの比率

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中央競馬の売上はいくら位なのか?

毎週競馬をやっているとこんな疑問が生まれても不思議はありませんね。それなりに売上に貢献している人なら当然です。

中央競馬の売上(売得金額)は、平成28年で2兆6708億8026万1600円となっています。とんでもない金額ですが、これでも最盛期の売上からは大分減ってきているんですよね。

競馬人気が衰退したのか、それとも景気が影響しているのか、理由は様々あるでしょうが、この記事では中央競馬の売り明けについて、過去からの推移や、馬券種類ごとの売上比率も合わせてまとめてみます。

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中央競馬の売上についてまとめ

中央競馬の売上推移

中央競馬の年間売上の推移はJRAのホームページで確認できますが、以下の表のようになっています。

売上(売得金額) 対前年比
平成元年 ¥2,554,520,163,200 115.8%
2年 ¥3,098,457,259,500 121.3%
3年 ¥3,433,803,211,700 110.8%
4年 ¥3,613,879,230,800 105.2%
5年 ¥3,745,416,527,000 103.6%
6年 ¥3,806,592,292,500 101.6%
7年 ¥3,766,602,180,700 98.9%
8年 ¥3,986,228,211,400 105.8%
9年 ¥4,000,661,663,100 100.4%
10年 ¥3,801,217,640,600 95.0%
11年 ¥3,657,242,066,800 96.2%
12年 ¥3,434,757,500,600 93.9%
13年 ¥3,258,696,881,300 94.9%
14年 ¥3,133,485,421,600 96.2%
15年 ¥3,010,343,479,600 96.1%
16年 ¥2,931,433,543,600 97.4%
17年 ¥2,894,585,479,800 98.7%
18年 ¥2,823,309,442,000 97.5%
19年 ¥2,759,138,078,900 97.7%
20年 ¥2,750,200,990,400 99.7%
21年 ¥2,590,073,500,000 94.2%
22年 ¥2,427,565,594,700 93.7%
23年 ¥2,293,578,053,600 94.5%
24年 ¥2,394,308,856,700 104.4%
25年 ¥2,404,933,513,200 100.4%
26年 ¥2,493,627,729,400 103.7%
27年 ¥2,583,391,869,800 103.6%
28年 ¥2,670,880,261,600 103.4%

金額的には平成9年の4兆円をピークに下降を続け、平成24年を境にまた上昇に転じています。

上昇と言っても28年の売上はピーク時の2/3程度です。ギャンブルの売上は景気にも左右されますし、このデータだけで競馬人気が落ちているとは言えませんが、売上が回復傾向なのは競馬ファンとしては嬉しいです。

ちなみにレース単独の最高売上は、平成8年の有馬記念で売上は875億円です。この頃は普段競馬をしない人でも、有馬記念だけは馬券を購入するが多かったように記憶しています。

馬券種類ごとの売上比率

券種ごとの売上比率も年間売上の推移と同じくJRAのホームページで確認できますが、以下の表のようになっています。

   単勝   複勝   枠連   馬連  ワイド  馬単  三連複 三連単 WIN5
平成元年 2.80% 2.20% 94.90%
平成2年 2.80% 2.20% 95.00%
平成3年 2.90% 2.30% 81.30% 13.50%
平成4年 2.70% 2.30% 35.40% 59.60%
平成5年 2.80% 2.50% 26.60% 68.10%
平成6年 2.70% 2.60% 22.90% 71.80%
平成7年 2.60% 2.60% 19.90% 74.90%
平成8年 2.60% 2.60% 17.80% 77.00%
平成9年 2.80% 2.80% 16.40% 78.00%
平成10年 3.10% 2.90% 15.10% 78.90%
平成11年 3.10% 3.00% 12.90% 79.30% 1.70%
平成12年 3.00% 2.40% 10.90% 70.50% 13.20%
平成13年 3.10% 2.40% 9.90% 70.40% 14.20%
平成14年 2.80% 2.40% 8.30% 54.70% 10.80% 10.90% 10.10%
平成15年 2.70% 2.50% 6.40% 34.20% 5.80% 24.10% 24.30%
平成16年 2.90% 2.70% 5.80% 28.20% 4.90% 22.00% 25.50% 8.00%
平成17年 3.10% 3.30% 4.70% 21.10% 4.20% 17.20% 19.30% 27.10%
平成18年 3.40% 4.00% 4.80% 19.60% 4.40% 15.70% 19.40% 28.70%
平成19年 3.80% 4.20% 4.60% 18.60% 4.40% 14.50% 20.10% 29.80%
平成20年 3.70% 5.10% 4.30% 17.10% 4.30% 12.40% 19.20% 33.90%
平成21年 3.90% 5.90% 4.00% 15.60% 4.50% 10.40% 18.00% 37.70%
平成22年 4.20% 6.40% 3.80% 15.10% 4.80% 9.80% 18.70% 37.30%
平成23年 4.50% 7.20% 3.50% 14.30% 5.10% 9.10% 18.10% 36.20% 2.00%
平成24年 4.70% 7.60% 3.60% 13.90% 5.40% 8.70% 18.20% 35.80% 2.10%
平成25年 5.00% 8.30% 3.50% 13.60% 5.50% 8.50% 18.20% 35.60% 1.80%
平成26年 5.30% 8.60% 3.50% 14.30% 6.00% 7.90% 18.60% 34.20% 1.50%
平成27年 5.50% 7.70% 3.60% 15.10% 6.80% 7.60% 19.60% 32.70% 1.40%
平成28年 5.60% 8.10% 3.40% 14.50% 7.20% 7.20% 19.90% 32.80% 1.30%

現在最も人気のある馬券は3連単ですね。その傾向は平成17年からずっと変わっていません。ちなみに昔は後半4レースのみ3連単の発売があって、全レース3連単を発売するようになったのは平成20年からです。

面白いのは単勝と複勝の割合ですね。

平成元年の平成2年の単複枠連しか種類が無かった時代は、単複合わせて5%しかシェアがありませんでした。これは枠連のほうが配当が高いという理由が大部分を占めていたでしょう。

しかし現在の単複のシェアは13%超になっています。3連単が最も売れているということは、配当の高い馬券が人気があるというのは変わらないけれど、馬券の種類が増えることにより、高配当以外の馬券を選択肢として考える人が増えたということでしょう。

WIN5はもっと売れても良いような気がしますが、なかなか当たらないですから遊び程度でしか買わない人が多いのかもしれません。

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中央競馬と他の公営競技の売上比較

中央競馬と他の公営競技との売上を表にしてみました。

平成28年の売上(円) 対中央競馬比
中央競馬   2,670,880,261,600
地方競馬         477,222,783,220 17.9%
競輪         634,598,214,600 23.8%
競艇       1,111,151,064,600 41.6%
オートレース          64,516,266,300 2.4%

競輪、競艇、オートレースは28年4月1日~29年3月31日の数値になっていますが、中央競馬が飛び抜けて売上が多いのがわかると思います。

続いて地方競馬ごとの売上を表にしました。

平成28年の売上(円)
ばんえい          15,362,563,200
ホッカイドウ競馬          20,213,847,700
岩手競馬          26,137,541,300
浦和競馬          36,775,750,160
船橋競馬          47,662,142,910
大井競馬         116,605,453,500
川崎競馬          64,308,181,150
金沢競馬          15,248,629,100
笠松競馬          18,320,292,000
名古屋競馬          26,937,557,900
兵庫競馬          50,366,758,900
高知競馬          22,558,662,100
佐賀競馬          16,725,403,300
地方合計         477,222,783,220

大井競馬を筆頭に南関東の売上が高いです。ちなみにすべての競馬場で売上が前年比プラスとなっています。

まとめ

中央競馬の売上を、平成元年からの推移と、馬券の種類ごとの比率と合わせてまとめてみました。

ピーク時の売上には遠く及日ませんが、徐々に売上は回復してきています。

中央競馬の売上のピークは、一般的なバブル期とはズレがありますが、景気が馬券の売り上げに影響しているのは間違いないでしょう。

個人的に景気が良くなっているとは思わないんですけど、馬券の売り上げが地方競馬も含めて回復しているのはうれしいです。

インターネット投票の環境が整って、全国どこでも馬券が買えるというのが大きいですね。

これからも競馬の売り上げには微力ながら貢献していくことになりますので、開催者側のサービスももっと向上してもらって、どんどん競馬を楽しむ人が増えてほしいものです。

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