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スピード指数はダートが使いやすい。信頼性が高い理由は?

スピード指数は、ダートのレースのほうが芝のレースより精度が高いというのは定説です。

スピード指数に関しては「競馬予想にスピード指数を使う|馬の能力比較が簡単にできる」の記事で簡単にまとめていますが、単純に走破時計と馬場状態からの指数化には限界があるのも事実です。

その中でも、ダートレースに関してはスピード指数の信頼性が高いと言われるのはなぜなのか、ダート競馬予想のポイントも含めてまとめてみました。

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ダートレースのスピード指数

ダートレースのスピード指数は正確?

ダートレースのスピード指数の信頼性が高いと言われる理由は、レースのペースによるところが大きいです。

近年芝のレースは、スローペースでの決め手勝負になるレースがほとんどです。

昔は距離が伸びるほどスローになる傾向にありましたが、最近は短距離でもスローペースのレースは普通に多くなりました。

これがダートレースになると少し傾向が変わってきます。

ダートレースの場合は、芝に比べれば平均以上のペースになることが多いです。

ダートコースの場合は瞬発力が発揮しにくいこともあるでしょうし、何より逃げ先行が有利というのも理由の一つでしょう。

走破タイムは多くの要素が複雑に絡み合って結果としてあらわれますが、余力を残すことなく走破するというのがスピード指数での比較の前提ですから、スローペースで走破時計が遅くなるというのは正確性にかけることは理解できるでしょう。

以上のことから、スピード指数の信頼性は芝のレースよりダートの方が高いと言われており、同じ理由で長距離よりも短距離のほうが信頼できるとも言われます。

芝レースのスピード指数は信頼できない?

それでは芝のレースのスピード指数は信頼できないのかというと、そういうわけではありません。

単純に指数上位の馬の馬券を買うだけで的中するレースもありますし、単純な指数比較でなくペースも考慮した予想でスピード指数の盲点を補完することも可能です。

芝のレースに限らず、予想の上でこの指数に現れない部分を補完するという作業は必要ですし、それが競馬予想の醍醐味でしょう。

スピード指数を予想ファクターのメインにするにしても、その他のファクターで弱点を補うという考え方は持っておかなければ行けないと考えています。

スピード指数で予想しやすいレースは?

ここまで書いてきたことをまとめると、スピード指数を使う場合、ダートの短距離レースが最も予想しやすいということになります。

距離別でいうと、1200m~1400mのダートレースがそれにあてはまるでしょう。

これらのレースをスピード指数を参考にして予想すれば、そこそこの収支は残せると思います。

短距離といっても1000mのレースは例外で、スタートの良し悪しで指数が大きく変動することがあり、1000m戦で出した指数を評価するのは難しいです。

1600m戦はほぼ東京競馬場でのレースになりますが、東京の1600m戦はややスローペースで上がりが早くなる傾向にあり、スピード指数的には意外と難しい傾向にあると個人的に思っています。

1700m戦はローカル競馬で多く施行される距離ですが、各競馬場とも傾向が違うとはいえ、スピード指数的には安定した評価ができることが多いです。

小回りコースの場合は先手必勝の消耗戦になることが多いですから、スローペースで指数が出ないということは少ないです。

ただし中央開催よりは出走する馬のレベルが下がることも多いですので、そのような比較が必要な場合は少し割り引いて考える必要があるかもしれません。

1800m戦は主要競馬場で多く施行され、レース数も多くあることから指数的には安定していると感じます。

ペースはスローで流れることもあるんですが、レース数が多い=参考事例が多いということになりますので、スローで指数が出なくてもある程度の比較ができることが多いです。

このあたりは馬券予想の経験によるかもしれません。

1900m戦以上になっても、ダートレースの場合は極端にスローペースの上がり勝負というのは比較的少ないと思いますが、やはり短距離に比べるとペースが読みにくいです。

めったに施行されない2400mや2500mのレース結果は、母数が少ないためにスピード指数的には信頼性が薄れますし、予想に関しても難解な場合が多いので、個人的にはあまり買わないようにしています。

まとめ

ダートレースのスピード指数について、信頼性が高い理由と、予想しやすい距離なども含めてまとめてみました。

距離もそうなんですが、競馬場ごとにも予想難度の差異があると思いますが、このあたりは得意不得意の個人差が大きく影響しそうです。

指数の信頼性を考えた場合は、やはり施行数の多いレースが母数が多くなるということで、中央開催のレースで主に使われるコース、距離の正確性が高くなると思います。

中山競馬場でいえばダート1200m、1800m、東京競馬場だとダート1400m、1600m、京都競馬場と阪神競馬場はダート1200m、1400m、1800mが数多く施行されますので、これらのコースのレースはスピード指数を使った予想がしやすいと言えるかもしれませんね。

いずれにしろ馬券収支を上げるためには、得意な条件のレースを作るというのは必須です。

例えばダート短距離に狙い定めて馬券を買っていけば、その条件によく出走する馬についても詳しくなりますし、コースの特性や騎手の相性などの情報も知識として積み重なります。

結果的に馬券力向上に結びつきますので、条件を絞るという考え方は必要ですし、自分の得意分野を作るというのも大切ですね。

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