「競馬の馬主」一覧

競馬の馬主になりたいと思うのは、競馬ファンならば普通に考えることではないでしょうか。

実際に馬主になるには様々な要件があり、とくに所得金額に関しては我々のような一般人がクリアするのは難しいレベルですから、夢としては考えるけど実現できるとは思っていない人も多いと思います。

個人では馬主になれなくても、一口馬主というシステムで会員を募集しているサービスもありますから、高収入ではなくても馬主気分を味わう方法はあります。

最近だとDMM.comのバヌーシーがCMでも紹介されています。

一般人が馬主になるというのはこういう一口馬主が現実的ですが、馬主にはいくつかの形態がありますし、中央競馬と地方競馬の馬主では所得金額の条件も違いますから、ここでは馬主の形態と要件を簡単にまとめてみました。

1、個人馬主

一般的に馬主といえばこの個人馬主のことを指します。個人を馬主として登録する形態で、馬主全体の8割以上がこの個人馬主です。

登録要件中の所得金額は、中央競馬では過去2年1,700万円以上で資産が7,500万円以上、地方競馬の場合は年間の所得金額が原則500万円以上であることとなっています。

地方競馬の馬主なら頑張ればなれそうな気がします。

2、組合馬主

組合馬主とは、3～10名が組合を作って、共同で馬を持つ形態です。

登録要件中の所得金額は、中央競馬では過去2年900万円以上、地方競馬では300万円以上、いずれも組合員全員がこの所得金額を上回らなくてはいけません。

また組合財産も要件の一つで、中央競馬で1，000万円以上、地方競馬で300万円以上の組合財産が必要です。

一人ひとりの所得要件はハードルが下がりますが、複数人で馬を買うというのは、強固な信頼関係がないとうまく運営できないような気がします。

3、法人馬主

法人馬主はその名の通り法人（会社）として馬主登録を受ける形態です。

キタサンブラックは北島三郎さんの持ち馬として知られていますが、登録上の馬主は「有限会社大野商事」という法人馬主です。

登録要件中の所得金額は、代表者が中央競馬では過去2年1,700万円以上で資産が7,500万円以上、地方競馬の場合は年間の所得金額が原則500万円以上であることとなっています。個人馬主の所得要件と同額ですね。

また、法人として資本金または出資額が中央競馬で1,000万円以上、地方競馬で300万円以上であることも要件となっています。

以上、馬主の形態と所得要件等をまとめましたが、やはり馬主というのは登録自体ハードルが高いというのは間違いありません。

仮に馬主登録の要件をクリアしても、実際にサラブレッドを購入してレースに出走させるためのコストを考えたら、一般人が馬主としての活動を継続して行くのは困難と言わざるを得ません。

そこで現実的に思い浮かぶのが一口馬主です。

一口馬主とは？

一口馬主というのは「競走馬に対し小口に分割された持分を通じて出資をする者」ということですが、わかりやすく言えば、、馬主でない人でも少額で競争馬に出資できる仕組みと言えると思います。

簡単に言うとクラブ法人と呼ばれる馬主が会員を募集して出資を募る形態で、出資者は馬主登録の必要はありませんから、一般人でも馬主と同様の気分になれるシステムと言えます。

あくまで小口で出資する形態ですので、数多くの出資者と共同で馬を持つイメージですが、馬主気分は十分に味わえると思います。

一口馬主を募集する法人クラブは現在20クラブほどありますが、2017年の馬主リーディングを見ると、

1位　サンデーレーシング
2位　キャロットファーム
3位　社台レースホース
4位　シルクレーシング
5位　サラブレッドクラブ・ラフィアン

となっており、上位5馬主すべてがクラブ馬主となっています。

サンデーレーシングには皐月賞のアルアイン、キャロットファームにはダービーのレイデオロ、社台レースホースにはオークスのソウルスターリングと、G1勝利馬も多数排出しています。

これを見ると一口馬主って儲かりそうと感じるかも知れませんが、現実はそんなに甘いものではないでしょう。

結局は自分が投資できる範囲内で馬主気分を楽しむ、ということになりますが、馬主登録よりは一般人にとって身近なことは間違いありませんね。

このカテゴリーでは、以上のような競馬の馬主についての情報をまとめていきます。

私が馬主登録して、実際の馬主としての活動を報告できればいいのですが、所得の要件には遠く及びません。

夢として馬主になりたいという気持ちは私も持っているんですが、現実的に無理だということは理解してるんですよね…大人って悲しいです。

どちらかと言うと馬主よりも、最強馬券師になることを望んでいますので、そっちの方面をこれからも努力していきたいと思っていますが、このブログをきっかけに一口馬主も経験してみようかと思案中です。

できれば一口馬主のレビュー記事などもお届けできればと思っていますので、興味のある方にご覧いただけると幸いです。