競馬ブック(新聞ではなく週刊誌の方)の購読をはじめてもう20年以上になりますが、毎週欠かさず購入して予想に活用しています。
競馬の情報というのはほとんどがインターネットで入手できる時代になり、いまさら競馬雑誌を購入する必用があるのかと言われればそれまでなんですが、月曜の夕方にコンビニで競馬ブックを購入するというのは、私の生活リズムの一つになっています。
価格はそんなに安くないのでよっぽどの競馬ファンでなければ購読はしていないと思うんですが、そのうちの一人である私が競馬ブックの魅力について語りたいと思います。
週刊競馬ブックの主な内容
競馬ブックは週刊誌で、基本的に毎週月曜日に発売します。前週の中央競馬の結果を掲載しますので、何らかの理由で競馬の開催が伸びた場合は、その翌日に発売になります。
新潟だと、コンビニにで発売するのが昼過ぎになることが多いので、私は発売日の夕方に購入しています。価格は現在720円、結構高いです。
競馬ブックの主な内容ですが、
・今週の特別レースの登録馬と予想(馬柱付き)
・先週のレース結果と騎手、調教師のコメント
・その他
になります。
簡単に書いちゃいましたけど、その他に含まれる項目はたくさんあって、例えば騎手や調教師のリーディングの順位や、リーディングサイヤーランキング、馬産地の情報や地方競馬情報、コラムやインタビュー記事も充実していて、内容のボリュームで言えばその他のほうが断然多いです。
でも、実際にわたしが競馬ブックを購読している目的は、今週のレース予想と先週のレース結果がメインで、他のページは時間がないときはほとんど見ないこともたまにあります。
私にとっては重要度が低いのでその他として括りましたが、普段はほとんどのページをチェックします。ファンにとっては有用な記事ばかりですし、競馬雑誌としてのクオリティは十分だと思います。
週刊競馬ブックの予想活用術
私が競馬ブックを購入している理由は、当然ですが馬券の予想に活かすためです。
参考までに、私がどんなふうに競馬ブックを利用し、馬券に活用しているのか書いてみます。
1、先週の結果の分析
競馬ブックで私が最初に見るのは、先週の成績欄です。この成績欄にはレースの着順やタイム、配当などの他に、騎手や調教師のコメントなども掲載されています。
私の場合はこの成績欄から、まずは大まかにタイムの分析をします。全体的に時計の出やすい馬場だったのか、先行有利だったのか追い込み有利だったのか、などを大まかに判断してから、次のレースで好走しそうな馬をピックアップします。
例えば追い込み有利な馬場状態で、ハイペースで逃げて惨敗した馬などは、次走先行有利な馬場でマイペースで逃げられた場合などは好走が期待できます。そういう馬を成績欄をチェックしながら探していきます。
このチェックと並行して騎手や調教師のコメントもチェックします。
コメントは全馬の分掲載されているわけではないのですが、着順上位馬と人気馬などの勝因敗因のコメントはだいたい載っています。
このコメントの中には致命的な不利があったことや、馬場が合わなかったなどの敗因、外枠で揉まれなかったのが良かったとか、この競馬場は得意などの勝因を話していることがあり、今後の予想に参考になる情報が得られることがあります。
その馬の将来性など褒めちぎった騎手のコメントなどは、馬主や調教師へのリップサービスもあるかもしれませんが、コメントからヒントも得られることも多くあるのは間違いありません。
2、チェック馬をデータベースに登録する
結果分析でチェックして、次走以降に馬券で狙い目となる馬をデータベースソフトに入力していきます。この作業を行うことで、出走表をパソコンで見たときにチェックした馬が一目瞭然でわかるようになります。
記憶だけでこの情報の管理をするのは難しいので、チェックした馬をデータベースに蓄積するという作業は重要度が高いと考えています。
3、今週のレースの予想準備
先週の成績のチェックが終わると、次は今週のレースの情報を見ます。メインレースを含めた特別レースの登録馬が、馬柱付きで載っているのでチェックしていきます。
すべての登録馬が出走するわけではない(頭数が多いと抽選になる)ので、この段階で予想をするわけではないですが、G1レースの場合などは予想に役立つ情報も多いですし、1週前の調教に関しての情報もあるので非常に参考になります。
4、交流重賞レースのチェック
その週に地方競馬で開催される交流重賞レースの情報をチェックします。平日開催のことが多いので、買いたいレースを忘れることがないように、開催日や出走時間を確認し、出馬表も載っているのでチェックしておきます。
以上が競馬ブックを購入して私が必ず行う作業になります。
週刊Gallopとどちらが良いのか?
週刊の競馬雑誌には競馬ブックの他に「週刊Gallop」があります。あまり読んだことがないので詳しい比較はできませんが、内容はブックよりバラエティな感じ?NHKとフジテレビの違いのような感じだと勝手に思っています。
価格は競馬ブックと同じく720円で、私が必用な競走成績とコメントは掲載されているので、別に週刊Gallopを購読しても良いのかもしれませんね。
まとめ
競馬ブックは購読を始めてからほとんど構成が変わらず、ライバル雑誌の週刊Gallopに比べると硬派な感じで個人的に好感が持てるので購読を続けています。
客観的に見ても内容的には十分利用価値がありますし、720円は全く高いとは思いません。
価値観は人それぞれで、週刊Gallopのほうが好きだという人もいるでしょうし、そもそも週刊競馬雑誌なんて必要ないという人のほうが多いかもしれませんね。
競馬ブックにはWeb版もあり、ネットの情報を上手く利用できれば雑誌はもしかして必要ないのかもしれませんが、長い間購読してますから愛着もありますし、惰性で買い続けている部分も否定出来ないんですけどね。
オジサンが会社でスマホを弄っているのはみっともないんですが、雑誌(競馬ブック)を読んでいるのは違和感がないような…
読み物として面白いかどうかは実際に読んでみないとわかりませんし、まだ読んだことがない方は、G1の週だけでも情報収集のために競馬ブックを購読してみることをおすすめします。