馬券購入資金が少ない場合は、どのような馬券の買い方が有効なのか?
我々一般人にとっては馬券購入資金が潤沢でであることは稀ですし、私個人もほぼ毎週競馬資金に関しては足りないと感じることの方が多いです。
投資という観点から考えれば、種銭は多ければ多いほどメリットが有ると考えていて、資金が少なかったばかりに大きな馬券を取り逃したということは頻繁に起こりえます。
逆の意味ではリスクもありますが、とにかく競馬資金はできるだけ多く確保して、その中で購入馬券の配分を組み立てる、というのが収支を安定させる方法の一つであることは間違いありません。
しかしながら前述したように、毎週自由に馬券に使えるお金ってなかなか確保できませんよね。
毎週競馬に勝てれば考える必要もないんですけど、そんなことはほとんどの人には無理でしょうし、少ない資金でなんとか競馬に勝ちたいと考えている方がほとんどだと思います。
個人的な話ですが、先々週から先週にかけてPAT口座の残高が少ない状態で馬券を購入しましたので、そのような状況での立ち回りとして参考になればと思いまとめてみました。
目次
馬券購入資金が少ない場合の買い方
馬券の調子を客観的に判斷する
馬券購入資金が少ない場合に限ったわけではないですが、馬券成績の近況というのはいつもいしきしないと行けないと思っています。
馬券成績には誰しも波があり、調子の良し悪しがあるのは当然なんですが、自分は今どんな状況なのかというのは把握しておきたいです。
一言でいうと流れの良し悪しと言うことになるんでしょうが、具体的には予想自体の調子や券種の選択が的確であるか、そして今回のテーマでもある馬券購入資金はどれくらいか、など、細かく考えれば流れというもの内容は多岐に渡ります。
この辺をシステマチックにする必要はないでしょうが、自分なりに判斷する材料というのは持っておくべきだと思います。
今回サンプルとした2018年11月18日(日曜日)の開催についてですが、前週と前日の馬券成績は以下のようなものでした。
前週の土日の馬券成績
前週の状況は今週の状況に似ていて、金曜日の時点でPAT口座の残高は5,100円しかありませんでした。
そういう状況ですので馬券の調子は低調でしたし、ここで無理に勝負しても好結果は望めないと判断しましたので、この週はこの5,100円で馬券を組み立ててみようと考えました。
馬券的には絞れるだけ絞って、券種もできるだけ的中率を上げることを考えて、複勝も絡めながら馬連と3連複を中心に馬券を購入、結果だけ言うと土日で6,000円ほどプラスにできました。
穴っぽい馬券も取れたことから、流れは上昇傾向であると判断したんですが、まだまだ大きな勝負ができる状況ではないので、今週もPAT口座に入金することはせずに、残高の範囲内で馬券を馬券を組み立てることにしました。
前日の馬券成績
先週同様にPAT口座残高の範囲内で馬券を購入するといっても、この時点で残高は11,200ありましたので、先週の5,100円から考えれば資金的には余裕があります。
この日は仕事ということもありまとめ買いでしたが、自分なりに厳選して3レース購入を購入、結果的には全敗で5,500円のマイナスでした。
結果だけ見ると調子が上がっているとは言えないんですが、予想と結果の差が少なくなってきているという実感がありましたので、流れ的にそんなに悪い方向ではない実感は少し感じました。
資金が少ない状態での馬券購入をレビュー
それではここからは、実際に資金が少ない状況での馬券購入について、実際に購入した馬券をサンプルとしてレビューしてみたいと思います。
この時点での口座残高は5,700円。
予想の調子自体はそんなに悪くないし、流れも悪くないというイメージでの馬券購入となります。
福島6レース
2018年11月18日は、東京、京都、福島の3場開催、個人的には未勝利戦も大好きなんですが、資金的に手を出すことはできませんし、スタートは福島6Rから。
※以下、出馬表はスーパーパドックの簡易出馬表になります
資金が少ないということで、とにかく的中する確率が高い馬券をチョイスする必要があり、最も可能性があるのは軸馬がしっかり決まっているレースを選択することだと考えています。
この福島6Rは、個人的に最も軸馬に信頼性がおけるレースでした。
軸馬に選んだのは7枠13番のフュージョンロック。
この馬は前走に小倉戦を取り消し、その前のレースは5月の京都線ということでかなり間隔が相手の出走となりましたが、はっきりいってここでは実力は抜けています。
単勝は1番人気で、休み明けということで3倍前後のオッズがついていましたが、順調であれば1倍台のオッズでも不思議ないくらいのメンバー構成です。
未勝利を勝ち上がってから小倉を取り消す前は、500万クラスで6戦連続2着、そしてその未勝利勝ち上がりから500万クラスの昇級初戦が約6ヶ月の休み明けであったことから、鉄砲も問題ないと判断できますし、1番人気とはいえこのオッズなら買いと判断しました。
実際に購入した馬券はこちら↓
3連単フォーメーションで13番を1着、2着に9番と11番、3着に3,9,11,14,15番の8点購入。
金額は100円ずつしか変えない状況です。
結果は以下のようになりました。
軸にしたフュージョンロックはしっかりと1着でしたが、14番は3着付けでしたので馬券は不的中。
資金的に余裕があるときならば、おそらくこのレースは13番1着固定の5頭流しの3連単20点で購入していたと思われ、その場合は35,030円の配当を的中していたことになります。
この日最も自身があったレースで馬券不的中、そして資金不足が直接買い目に影響したということで、流れ的にはあまり良くはないという実感があったことは確かですが、予想的には自身のあるレースがまだあったので、気落ちすることなく次のレースを購入します。
福島7レース
このレースは福島6レースほど自信度はありませんでしたが、軸にしたい馬がそれほど人気が無いということで、期待値が高いことから購入しました。
軸にしたのは7枠14番のスナークライデン。
スピード指数的に最上位というのもありましたが、福島で指数が上がる傾向が見られましたので狙い目と考えました。
前走も福島の同距離で2着でしたが、15番人気と言うこともあってマグレと考える人も多かったでしょう。
このレースも6番人気という評価でしたので、馬券的妙味は十分です。
購入した馬券はこちら↓
資金に余裕がある時ならば、馬連と3連複で馬券を組み立てるところですが、今回はとにかく的中が欲しかったのでワイドを選択。
投資金額も最小の1点100円です。
結果はこちら↓
軸馬のスナークライデンは4着で、ワイドを購入した私としては最悪の結果となりました。
1着のタイセイシュラークも予想段階で軸候補だったこともあり、惜しい敗戦であったことは間違いないんですが、2、3着の8番と12番が全くノーマークだったこともありそんなにダメージはアリませんでした。
しかしながら、1番人気と2番人気をノーマークって反省ですよね。
東京8レース
続いて購入した東京8レースの出馬表↓
軸にしたのは4枠7番のミッキーワイルド。
前走が初ダートせんでしたが、厳しいペースを先行して2着に粘った内容が秀逸でしたので、1番人気ですが素直にこの馬が軸。
購入した馬券はこちら↓
軸馬から相手5頭の馬連3連複流し馬券。
軸馬が人気馬ですのでワイドは選択できませんでした。
結果はこちら↓
軸馬のミッキーワイルドは3着でしたが、2着馬のドリュウが抜け。
実はこのドリュウ、予想時に最後まで迷って切った1頭でしたので悔しさは半端なかったです。
3連複でも7,770円つけただけに、配当的にも美味しい馬券を取り逃がした感は否めません。
ここまでの馬券は予想はそこそこでありながら、少しずつズレが生じている印象。
少しのズレで当たらないというのは流れ的に良くないことなんですが、次のレースは少し自信があったので強気な予想で攻めました。
京都8レース
出馬表はこちら↓
軸馬に選んだのは5枠6番ナムラヘラクレス。
スピード指数的には上位ではないのですが、今年春頃からのこの馬の先行力と安定感は見るべきものがあります。
前走の大敗はハイペースに巻き込まれたものと判断すれば、人気的にもここが狙いと判断しました。
購入した馬券はこちら↓
資金的に厳しい状況でしたので馬連とワイドで攻めるべきでしたが、ここは自身があったのでワイドではなく3連複を選択。
結果はこちら↓
ナムラヘラクレスが3着で3連複が的中でした。
鼻々の差で3着というのは馬連を考えると辛かったですが、なんとかここで収支状況をプラスに持っていけたのは幸いでした。
ちなみに払い戻しはこちら↓
3連複16,770円的中でしたが、鼻差で馬連外したのが辛いのも正直な感想でしたし、ちょっと流れは良くないのかなと感じました。
東京10レース
出馬表はこちら↓
京都8レース的中で収支プラスになっていますが、その次のレースというのは非常に大事になると考えています。
このレースは事前に予想していたので、流れを考えて予想を組み立てるということはしていません。
購入した馬券はこちら↓
自負に選んだのは7枠7番のシュナウザー。
長期の休養を挟んでから成績が上がらない状態が続いてますが、このクラスでの実績も十分で、少頭数のレースで馬券も絞れることから購入しましたが…
結果はこちら↓
1着馬を買えていない時点でどうしようもないのですが、軸馬もほぼ見どころがなく終止しました。
このレースは逃げた勝馬の上がりが35.5秒というスローペースの上がり勝負になりましたので、中段から後ろの馬にはチャンスが無かったといってもいいでしょう。
しかしながらメンバーと頭数を考えれば、この展開なることは十分予想できる範囲内だと、馬券が外れてから気付きました。
心の中ではこの時点でかなり葛藤があったのですが、表現するのが難しいのでここでは書ききれませんが、とにかくこれ以降のレースは当たる気がしなくなったというのが本音でした。
大雑把に言うと予想が荒れている感じがしたのと、僅かばかり収支がプラスになったので浮かれている感じがしましたので、以降のレースは今週の収支プラスを確保して資金配分しました。
この後、東京のメインと京都メインのマイルチャンピオンシップの馬券を少し購入して、当然のように外しました。
流れ的に納得の結果です。
京都12レース
迎えた本日最後の馬券購入レース、出馬表はこちら↓
軸にしたのは4枠6番のタテヤマ。
前走の内容が秀逸で、ここではほぼ負けないだろうという自信がありましたが、馬券的にはヒモが難しいこともあり、馬券は以下のようになりました。
軸から相手5頭の馬連3連複流し馬券、収支プラス確定のために1点100円ずつの弱気な勝負です。
予想自体はそこそこ自信があったので、本来ならば3連単で攻める価値のあるレースでしたが、この日の流れを考えると当たる気がしなかったのでこんな買い方になりました。
結果はこちら↓
馬連のみの的中でしたのでほとんどプラスは出ませんでしたが、流れ的に的中するとは思えなかったので嬉しい誤算でした。
ちなみに人気薄で3着に来たメイショウツレヅレですが、いつも頑張ってそこそこ来るんですが、9歳牝馬というだけで買えないというのはありますよね…
こういう馬券を取れると流れが来るような気がしますけどね。
まとめ
馬券購入資金が少ない場合の馬券の買い方について、先週の馬券購入うをレビューしながらまとめてみました。
結局のところ、購入レース数も購入点数も絞って、1点あたりの金額も100円で購入するというのが基本的なスタンスでしたね。
その日の流れを読みながら、購入金額に強弱をつけるところまで説明できればよかったのですが、そういういい流れにはならなかったというのが正直なところです。
ポイントは京都8レースで収支プラスを決定付けた直後の、東京10Rの予想があまりにも不用意だったことがあげられますね。
馬券購入はレースごとの予想も大事ですが、その日の流れを感じることもそれ以上に重要ですから、一日の流れをトータルで管理できる集中力が必要だということを、改めて痛感しました。
少額の投資だと、結局負けても傷が少ないといいますか、緊張感がなくなるというのはあるでしょうが、投資金額に関係なく予想と購入馬券の取捨選択の精度を上げて行かなくていいけないということを痛感した一日でした。
ちなみに土日で2,000円ほどプラスになったんですけど、この結果を来週にどうつなげるかということが大事になってきますね。
今回このような形で一日の馬券購入のレビューをまとめましたが、自分なりの反省や振り返りにも役立つと感じましたので、毎週は無理にしても時々こんな感じの競馬日記を書いていこうと考えています。
新たに「競馬日記」というカテゴリーも新設しましたので、興味のある方がいれば見ていただきたいですし、参考にしていただける内容を書いていけるよう精進して参りたいと思います。